MEMO




来年について :: 2017/10/29(Sun)

 最近いくつかの作品に知り合い、また好きな作品を見返す機会を得て、自分の創作活動を見直していました。
 今まではアクティブに、作りたいストーリーを作り上げて本として完成させてきました。
 「トマリギ亭」や「カンテラ」はストーリーをお手軽に楽しめるほか、表紙や章扉のイラストには意味づけをすることができました。「氷の花」では掌編ながらもそれぞれに繋がりのあるストーリーを作ることができました。それについてはとても満足しており、自分の中ではそれぞれの作品に対して「やりきった!」という思いがあります。
 「星あかり」は合同誌ですが、一枚のイラストに対して文章を付与することで、イラストそのものに意味を与えるという新しい試みをすることもできました。「水のゆくえ」では、「トマリギ亭」以上に舞台をひとつの地域に絞ることで、話同士の繋がりをより深くし、登場人物それぞれにスポットを当てたことで、物語を色々な角度から掘り下げることもできました。この物語は、エンターテイメント性よりも「生と死」というテーマについて自分なりの解釈と答えを盛り込んだものなので、物語性を楽しむには向いていない作品になってしまいました。また、テーマや各物語に対して少しエピソード・ボリュームが不足していることで、この作品の良さが削がれてしまっています。それについては新たな試みをすることで、「水のゆくえ」の魅力をより伝えられるよう、努力したいと思っています。現在、色々な企画を検討中です。

 私はミステリや、作品中に謎が散りばめられている作品が大好きです。それら謎のピースを拾い集めて自分で組み立てることで「物語では、実際に何が起こったのか?」を推理して、謎に迫っていく、という工程がすごく好きで、来年の創作活動は、もっと「自分の好き」を詰め込んだ、もっと作品として深いものにしたいです。
 次はそうしたことに取り組む予定で、「トマリギ亭」と「星あかり」の二つを繋ぎ、物語の舞台であるハイファンタジーの世界の、核心に少し触れるものを作りたいです。ハイファンタジーであるこれら二作は、ある物語の構想の、ほんの一部の物語であるという位置づけなのです。
 もうひとつは、私があちこちでずっと言い続けている「童話を元にした物語を作りたい」というものです。現在構想の段階なので、来年中に実現できるかは分からないのですが、このプロジェクトはちょっとずつ進行していて、今までにない「童話」の物語を作るため、色々と考えている最中です。
 読者が作品に対して深く考えを巡らせられるような工夫を盛り込む。来年はもっと、新しいことに挑戦したいと思っています。


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  1. 創作
新刊について :: 2017/09/16(Sat)

 あと二日後に迫った文フリ大阪ですが、ちょうど台風がやってきますね。去年も台風の直後で曇りだったような気がします。一日だけでもずれてくれて、イベント当日に直撃しなさそうで本当によかったです。

 さて、今回作った新刊についてですが、ここにひっそり書き残しておこうかと思います。
 まず、このお話は中学生くらいの頃からずっと考えていて、大学生の頃に一度完成させていたものでもあります。そこから今回、本にするために更に色々変えて作ったものが新刊になります。一番最初の頃に比べるとまったくの別物になっていますし、大学4年生くらいの頃から私の趣味嗜好ががらりと変わっているので、今の自分風に作る作業がとても大変でした。そのすり合わせに時間を取られて書き直しを繰り返していたため、実質の執筆時間が少なく、書きたい話をすべて書くことができませんでした。シーンやエピソードを粗削りしたおかげで、作中ちょっと急展開なところもあるかと思います。今回それで完成させてしまった物語ですが、自分で何が足りないのか、何を入れればもっと面白いお話になるのかちゃんと分かってはいるのです。削ったのが、まだ完成していなかった主人公関連の話だったのもちょっと大きいかもしれないですね。先に書いていたのが自然サイドの物語が多かったので、自然と裏主人公の話が多いと思います。
 実をいうと、自分の筆の遅さと表現したいものができないことに悔しさを感じています。それでも自分で納得して完成したものは完成したもの。今更後に引くことはできないので、今は来てくださった方がほんの少しでも楽しんでいただければと切に願っております。
 その辺についてミツカドに相談すると、「書けなかったものはまた別の本にして出したらいいんじゃない? そのときに今回いっぱい刷ったやつ並べて出したらいいし」と言ってくれました。「もっと面白くするために色々やれたんじゃないかな」と思うより、書けなかったものはまた別の本に入れるというスタンスでいてもいいのかなとちょっと思えるようになりました。まだ活動二年目の未熟者なので、失敗もしつつ活動をずっと続けていけたらいいと思います。

 今は冬のイベントに向けて新刊を作り始めています。1月から3月はお仕事が忙しいかもしれないので、今のうちにできるだけのことはしておこうと思いました。もう新刊出せないのも、出すために書きたかったものを削るのが嫌なので、イベントの時期ではない時間をもっと大切にしたいと思います。


  1. 創作
サイトの整理 :: 2017/02/23(Thu)

 サイト内をちょっとだけ整理しました。
 新しいコンテンツを増やせるようにと思って、自分の中でした整理なので、あまり見た目には反映されていないかもしれません。

 現在、春のイベントに向けて執筆活動中です。
 Webでのみ活動していた頃の、お気に入りの物語を本にしようと思っています。と、これがなかなか大変だったりします。今まで書いてきたものと、現在の書き方が違っているので、色々勝手が違っていて、悩みが尽きません。内容のクオリティを上げたいと思っているので、私としては一切妥協のないものを作りたいと思っています。

 実は、長編小説に関しては、発行前にWeb専用で、宣伝・紹介をかねた小話をアップするつもりです。今度から刊行物紹介ページに付ける予定です。

  1. 創作
年の瀬 :: 2016/12/27(Tue)

 ツイッターの方で活動中なので、サイトは作品を紹介したり製本化しなかった作品を置く場になっております。このブログも何かのまとめとかに使おうかとか考えています。とりあえず今回は年の瀬なので、今年一年を振り返ってみようかと思います。

 今年は初めてイベントに参加して、初めて自作の作品を世に出した年になりました。ちょうどおととしの今頃は文フリ大阪にお出掛けして自分も来年も出るぞ、と思い決めてトマリギ亭を書いている時期でした。思えば初めての作品ということでとても緊張していました。去年の今頃はもう半分以上できていたのに、これでいいのかと悩んで入稿ぎりぎりまで加筆修正をしていたような……。
 でも活動を始めて本当によかったと思っています。感想をいただいたりなど貴重な体験をさせていただきましたし、何より使う紙やフォントを選んだり、余白やレイアウトやデザインを決められたりなど、何をするにも自由で、基本的な枠に収まらないものを好きに作れるところが魅力的です。好きな紙を選ぶのも楽しいし、事務ページも好きに作れるのは同人ならではだと思います。
 活動を始めるにあたって、自分の中で決めていたことがひとつあって、「別に戻されてもたくさん売れなくてもいいから、手に取ってくれた人が面白いと思ってもらえる作品にしよう」と決めていました。とりあえず、自分が納得できるお話を作れたならそれをくださいと言ってくださった方に対して胸を張って本をお渡しできると思ったので。
 だから一切妥協のない作品作りをしようと思っていたら、トマリギ亭は一体どれくらい修正したのか……。真珠姫は三回くらい書き直してるし、天使は土壇場で付け加えた話だし……勝手がわからずに右往左往していました。そのせいかカンテラはわりとすんなりかけて、あんまり修正はかけてないです。本にイラストを入れるのも楽しかったです。来年は2016年の活動を下敷きに更に凝ったものを作ろうと思います。自分の気に入った作品のリメイクにあたるのですが、現在それをどうやって自分の趣味嗜好に近づけられるかに悩んでいます。昔好きだったものと今好きなものは結構違うので、いまちょっと戸惑っています。
 けれど作品ごとに自分が成長できるよう、クオリティは高く高くと考えています。次回は文フリ京都を出発点に、5月の関西コミティアに新刊を出せたらと思っています。秋の文フリ大阪には、日本昔話短編集か奇妙な短編集2を出そうと思っています。できたらもう少しほかのイベントにも出たいのですが、果たして叶うだろうか……?


  1. 創作
最近思ったこと :: 2016/10/20(Thu)

 ツイッターをはじめてから、同じ文字書きの方や拙作を読んで下さった方と繋がる機会を持つようになりました。頻繁にお話をするわけではないけれど、フォローした方のつぶやきが流れてきたり、言葉はなくともリツイートやいいねのボタンを押したり押してくださったりするのは、近すぎず遠すぎずと、ちょうどよい距離でとても心地よいです。ツイッターでは、きょうだいがちょっとだけ困っていた時期があって敬遠していたのですが、はじめてよかったと思います。
 文フリ大阪が終わったのち、拙作をお買い上げいただいたと写真を載せてくださったり、ご感想をツイートしてくださったりと、とても有難い経験もさせていただきました。小説同人の世界において、「イベントで一冊売れればいい方、更に感想を貰えるなんて一握り」と聞いたことがあったもので、小説は自己満足だ、好きに作るんだと開き直って作りました。万が一手に取ってくださった方がいたら、その方が喜んでくださるようクオリティだけは(自分なりにですが)高くしよう、とだけ決めていて。
 表紙も、帯も、枠も、レイアウトも、言葉の表現一つ取っても、お話の展開も、登場人物の心情も何もかも、最後の最後まで直した覚えがあります。どうやったら人に届けて恥ずかしくないお話になるか。それだけ考えていました。そもそも同人は物や名声を売ることが目的ではないので、それだけでいいと思っていたのです。でもそうして作ったものを気になってくださったり、ほしいと言ってお手に取ってくださる方がいてくださいました。多分その中には、短編集ですので、微妙だなと思うお話だってあったと思います。でもそんなことはどうでもいいかなとも思っています。
 創ったものが誰にでもちゃんと面白いと思ってもらえるとは思っていないし、私自身もまだまだ未熟な物書きです。誰かたったひとりにでも「面白い」と思ってくださるだけでいいと割り切って活動しようと最初に決めていました。だから今回トマリギ亭が「表紙がきれい」だとか「感動しました」と言ってくださった方がいてくれただけでうれしいです。例え誰かが面白くなかったと思ったとしても、その人のために「面白い」と言われた本を自分が否定する理由にはならない。本というものは、買った人の手に渡った時点で私のものではなく、もう買った人のものです。どう感じようが、文章をどう受け取ろうが、何もかも自由のはず。
 だから大事なのは、やっぱり自分の書きたいものに対してどこまで完成度を高められるか。どれほど未だ見ぬ読者に対して真摯になれるかだと思うのです。このお話は面白いですと、自分で思えるくらいのものを書いて、人に自信を持って手渡せる。そのレベルにまでなったとき、誰に何を言われても気にならないし、あとから改善点も見つけてもこの作品を他の人に手渡すことができる。そんな作品を作れたことをとても嬉しく思っていますし、それに対して感想をいただけたことが、本当に有り難くも嬉しいことでした。


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