MEMO




2017年を振り返って :: 2017/12/14(Thu)

 さて、今年もいよいよ年の瀬となってまいりました。
 大体いつも自分の頭の中で完結してしまう振り返りですが、周囲の方々がされているので、ちょっとまとめてみようかと思います。完全なる便乗です。長いです。

◆1月:文学フリ京都
 京都は行けなくないし神戸より近い。何より大好きな京都でイベントに出られるのが楽しそうだと思い、参加いたしました。出店が決まってから1ヶ月ちょっとしかないので新刊無理そうだなーとゆるく考えていたら、
  相方のミツカド「せっかくイベント出るんだから何か新しいことしなよ。既刊だけって寂しいよ」
 と言われ、「確かにそうだな」と思って作ったのが、「氷の花」です。
 約二ヶ月という短期間(遅筆につきそう感じる)の中で作れるのが、今までのものよりももっと短いお話になってしまう。それなら憧れの手作り&正方形本を作ろう!……という思考回路の下、できたのがあのお話です。しかも、プロットを作らずにフィーリングだけで書き、季節的に冬の話にしよう、人外出そう、おとぎ話チックにしよう、掌編集にするならお話同士に繋がりがあったら絶対面白い……、と、思考は回り続けてああなりました。
 結果として、書く間、すごく楽しかったです。自分の考えているアイデアを、白紙に落とし込んでいく作業が本当に楽しく、ずっと指を動かしていたような気がします。お休みの日に一気に書いて、データが二回くらい吹っ飛んで、また二回書き直して、を一日か二日くらいで一気にやりました。自分でも驚くほどのスピードです。
 表紙はお話の雰囲気に合わせて作ったのですが、結構お気に入りです。冬のお話なので、紙はみんな真っ白です。表紙はキンコーズさんのマシュマロ紙にしました。質感が最高に雰囲気に合っていたので、即決めでした。
 地獄はここからです……。
 30部以上を正方形の形に断裁する作業の何と大変だったことか……。ミツカドが手伝ってくれなかったらどうなっていたのか、今でも怖いです。お手製本を作られる方を心から尊敬しつつ、もう二度とコピー本作るものかと固く誓いました。いやもう本当に。

 イベント当日。さすがにみやこめっせはすごい通路広かったです。当日の雰囲気は、広々、まったりでした。
 結論から言うと、滅茶苦茶楽しかったです。それに尽きます。多くの方がいらしてくださり、今までで一番の頒布数になったのが嬉しかったです。既刊のトマリギ・カンテラが在庫ゼロになってしまうという、嬉しい不測の事態も起こりました。何より、余って無配に回したしおりを持っていって下さる方が結構いらして、自信作だったのでおなかの中でほくほくでした。でも、暖房が近かったのかとても暑くて、おまけに温かいお茶を持参したので暑くて、何度か外に出たのですがやはり暑かったので、帰りの電車で死にました。翌日も死にました。たぶん脱水症状か熱中症です。その後4月まで後遺症が続きました。でもイベントとしては準備から当日まで良いこと・楽しいことばかりで、出て良かったし、来年も出たいと思えるイベントでした。

◆5月:関西コミティア50
 初めてのインテックス開催。とてつもなく広かったです。そしてとても暑かったです。真夏のようなお天気でしたね。
 「水のゆくえ」の準備をしていたのですが、とても間に合わず、おまけにミツカドも新刊が間に合わず、ということで急きょ「星あかり」が作られました。イラストとお話の合同誌。新しい試みができて結果オーライだったのかも? お話ページや事務ページは私が作成したのですが、加工がとてもいい感じで、背景の緑色が掠れた感じが、とても、自信作なのです。お話も、絵に合わせてSSを書くという貴重な体験をさせていただきました。
 ですが、入稿がぎりぎりで、イベント二日前に届いた本に致命的なミスがあったのです。とても出せやしないミスです。
 表紙と裏表紙が逆だったのですよ……! 二人して夜遅くまで作業していたうえずっと右開き原稿ばっかり作っていたのでミスに気付かず、届いて、これはまずい、となりました。せっかく製本してあるのに、ばらして表紙だけ摺り直して、できたのが十数部です。さすがにこの新刊は落とせないと、二人で急きょ作り直したのです。
 ちなみに前回固くコピー本は作らないと決めた「氷の花」ですが、結局増刷しました。お気に入りのお話だったし新刊が出せなかったので、作りました。固い決意すら簡単に覆る己はなんて意志が弱いのか……。それだけじゃ寂しいので、新刊の予告ポストカードも作りました。加工した写真にSSを載せるのは、一度やってみたかったのです。今読み返しても、矛盾なく作れてよかった。予告にして本編補完にもなりました。
 イベント当日。開場からすぐ多くの方がみえて、本当に、二人して驚き、あわあわしながらのお店番でした。列が、列ができている……!という驚きのもと、まさか「星あかり」があんなに早くみんな旅立つとは夢にも思っていなかったので、本当に驚きでした。入稿ミスらなければもっと頒布できたのに、とは思いましたが、秋にも持っていけたので結果オーライかもしれません。それに、ミツカドのポスカをお求めの方が今までで一番多かったので、私も嬉しくなりました。ただ、今回は個人の新刊を落としてしまったので、ちょっと寂しかったです。やっぱり出ると決めたイベントには、新刊は出したいですね。

 6~8月はかまぶん、あまぶんを楽しみました。
 真夏のイベントの出店は(暑さに弱いせいで)無理だなーと思い、一般参加でした。
 かまぶんには、直前に胃腸炎になったりして行くのが遅れてしまいましたが、行けてよかったです。落ち着いたお店の中で本をじっくり選ぶ時間は初めてのことで、とても新鮮な時間を過ごすことできました。あまぶんは去年遊びに行ったとき、とても楽しかった思い出が強く、今年も遊びに行くことができてよかったです。前々からずっと気になっていた方の本も手に取ることができたのはもちろん、サークルさんが皆様とてもフレンドリーで、お話するのも、本の紹介をしてくださったのも嬉しかったです。あまぶんは他のイベントより、サークル側と一般参加側の距離が短く感じるので、お話がしやすい気がします。コミティアや文フリにはない独特の空気があります。
 去年も思ったことですが、出られそうなイベントに全部無理して出る必要はないかも、と思いました。
 もちろん体験や場数をこなすことはとても大切なことですし、年間に何十ものイベントに出られる方は尊敬しております。ただ、私個人としては、数よりも、ひとつひとつのイベントに、新しい試みや、コンセプトのようなものをちゃんと入れたいと思っていて。ひとつひとつのイベントに、ちゃんと新刊を出して、それぞれのイベント専用の看板だとか、ペーパーだとかに凝って、個人的に設定した目標やコンセプトを、ちゃんとこなしていきたいのです。できることをもっと増やして、もっとイベントを面白くしたいし、来てくださる方に、飽きない試みをどんどんしていきたいです。
 それに、年に一度くらいは、のんびり一般参加するのもいいじゃないかと思いました。初一般参加の文フリが楽しかったことがずっと忘れられなくて、気楽に一般参加を楽しむこともやりたいです。そして一般参加側から楽しむことで、常に一般参加目線(出店側からすると客観的に)というのを意識し続けたい。どんなおまけを貰ったら嬉しいのか、見やすいスペースはどんなか、どんなポップがあったらぱっと見で本の内容が分かりやすいか、などなど。研鑽し続けたいことが、やっぱり一般参加目線ではないと気付けないこともあるので、それを意識し続けるためにも一般参加は楽しみ続けたいです。

◆9月~10月:文フリ大阪&関西コミティア51
 秋のイベント、9月下旬から10月1日まで、二本立てです。
 今度は絶対お互いに新刊は落とせないと、その決意が「水のゆくえ」と「エジぼん」であります。
 今までで一番辛い準備期間でした。書いても、完成形が見えないというか、書きたいものに対して、筆が遅すぎて、圧倒的に時間が足りなかったのです。新刊落としたら氷の花一作をブースに並べることになるしもう新刊落としたくないと、後に引けぬ状況のまま毎日深夜まで執筆したり見直したりを繰り返しました。ミツカドも新刊を抱えていたので、無理なお願いもできず……。本当は章扉に人物+花を入れる予定でした。それが難しそうだったので、今現在広報企画で描いてもらっています。表紙やキャラのイラストを描いてくれる人がいてくれるのは、本当に有り難いことです。
 今回は中身に手いっぱいで、表紙にまで気が回らず、最後の最後まで、表紙のデザイン案が決まらず、ミツカドにおまかせでした。「水のゆくえ」は個人的に雰囲気硬派なイメージがあるので、シンプルめにお願いしました。水色をふんだんに使ったところなんて、とても気に入っています。
 内容はというと、レイアウトは気に入っているし、和のお話を書いたら絶対に使いたい和紙PP加工ができて、大満足です。ただ、削った分のお話が書き足りないです。あちこちで言っていることですが。ちなみに、今回は新刊をお手に取っていただいた方に、おまけを選んでもらうという試みをしました。しおりを四種作って、好きなものを選んでもらうという簡単なものだったのですが、やってみたかったので楽しかったです。コミティアでは人が多いので無理でしたが。

 スペースに二冊しかなくて寂しかったので、コミティアでは要塞を作ろうと、心に決めておりました。コミティアは参加者がとても多く、目立った者勝ちなところがあります。そこでパッと目につくスペースを作ろう、と時間を置きつつ設営相談を重ねました。ひとつひとつの本を目立たせる。それを目標に作り上げました。その甲斐もあり、お互いの新刊と増刷した「星あかり」が、たくさん頒布できました。全イベントを通して、一番の売り上げを記録しました。頒布数は文フリ京都が一番ですが。

 今回の秋の新刊「水のゆくえ」ですが、トマリギやカンテラと比べると、頒布数は一番少ないです。
 できるだけ値段を抑えるため今までにない大部数で作ったのですが、今までの中で一番頒布価格が高いので、値段はけっこうネックになっているのかもしれません。ですが、それでも拙作を手に取ってくださる方がちらほら見られ、作ることができてよかったと思っています。私は、ちょっと気になる本があっても、少し高いとやはり冒険するか迷ってしまいます。そのため「水のゆくえ」をお求めくださる方が確かにいてくれたことが、私にとってはとても嬉しいことでした。ちなみに後ほど、憧れの作家さんが「水のゆくえ」買いました写真を上げてくださっていて、フリーズしました。
 
 こうして一年を振り返ってみると、準備の話の方が長くなりましたね。
 それは多分、私の中で、イベントの当日とは、それまでの準備の集積に過ぎないのだということを強く感じているからだと思います。どんなに当日がんばってもできることは限られますし、ブースの設営だって土壇場で設定するより、当日までに二度も三度も試行錯誤した方がいいものができます。特に今年はそれを、強く感じました。
 準備を怠れば当日に障る。今年感じたことは、多分これに尽きます。気を付けていれば入稿ミスもしなかっただろうし、もっとスケジュール管理に気を遣っていれば、水のゆくえの反省はなかったでしょう。反対に万全を期した文フリ京都は楽しい・最高としか言えません。
 ですが、失敗を一度もせずに活動ができるとは思っていなかったので、早い段階で失敗したのは逆に良かったかも、とも思います。この一連の反省のおかげで、自分ならイベントまでにできることはまだまだあるはずだと、そう思うようになりました。ペーパーもブースも、もっと最高のもの作るぞ、と。イベント当日までに作品の宣伝でできることは何でもやろう、と。
 今現在ツイッター上で行っている「水のゆくえ広報部」がその一環です。このまま終わらせるなんてお気に入りのキャラクターたちが勿体無いし、やり足りない。それで興味を持ってくださった方がたったひとりでもいてくれればそれでいいのです。更に水のゆくえを読んで楽しんでくださった方が、更に楽しめるコンテンツにできたらもっと最高だと、そう思ってやっています。
 もちろん半分自己満足です。私は自分のためにしか書けないし、自分の書きたいことしか書けません。同人だから、自分が楽しむのが一番だと思っています。
 私は、来年も自分のやりたいをぎゅうぎゅうに詰め込んだものを作り続けます。そんな拙作に対し、興味を持って手に取っていただいたり、時折ご感想をいただりたりすることがとても有り難いので、感謝のきもちを忘れずに活動を続けたいです。
 来年の抱負は、後悔しないよう、やりたいと思ったことはやりぬく。諦めない。そしてイベントを楽しむこと、でしょうか。

 思いつくままに打ち込んだらこんなになってしまいました。
 今年は作った本が少なかったので、今度はイベントの最中に賑やかしがしたいです。個人イベントだと、今まで三冊以上をスペースに並べたことがないのです。なので、次回イベントは六冊を目標にしたいと思います。やれることは何でもやってやろうと思っているので、広報企画のほかにも、様々なミニ企画を文フリ京都に向けて検討中です。きっと形にします。タスクが多すぎて破裂しそうですが、2017年に感じた後悔を繰り返さないためにも、心機一転したいです。パワーアップします。やりたいことがたくさんあって、今からとてもわくわくしています。
 今年感じたことを思うままに書き殴ってみましたが、結局何が言いたいのかをまとめます。
 もっとイベントが楽しくなる企画を詰め込んでいく予定なので、来年もトナカイの森ならびに梅にトナカイをよろしくお願いいたします。

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  1. 創作
来年について :: 2017/10/29(Sun)

 最近いくつかの作品に知り合い、また好きな作品を見返す機会を得て、自分の創作活動を見直していました。
 今まではアクティブに、作りたいストーリーを作り上げて本として完成させてきました。
 「トマリギ亭」や「カンテラ」はお手軽に楽しめることを目標に、表紙や章扉のイラストに凝りました。意味づけに気付いてくださる方がいらしたことがすごく嬉しかったです。やってよかったな、と思いました。「氷の花」では掌編ながらもそれぞれに繋がりのあるストーリー作りを目指しました。この三作についてはやりたいことができてとても満足しており、自分の中ではそれぞれの作品に対して「やりきった!」という思いがあります。
 「星あかり」は合同誌ですが、一枚のイラストに対して文章を付与することで、イラストそのものにストーリーを与えるという新しい試みができたことができました。「水のゆくえ」では、「トマリギ亭」以上に舞台をひとつの地域に絞ることで、話同士の繋がりをより深くし、登場人物それぞれにスポットを当てたことで、物語を色々な角度から掘り下げることもできたのではないかと思っています。好きな人物のお話や削ってしまったエピソードがまだあるので、それについては新たな試みをすることで、「水のゆくえ」のことを、より伝えられるよう、努力したいと思っています。現在、色々な企画を検討中です。

 私はミステリや、作品中に謎が散りばめられている作品が大好きです。それら謎のピースを拾い集めて自分で組み立てることで「物語では、実際に何が起こったのか?」を推理して、謎に迫っていく、という工程がすごく好きで、来年の創作活動は、もっと「自分の好き」を詰め込んだものにしたいです。次はそうしたことに取り組む予定で、「トマリギ亭」と「星あかり」の二つを繋ぎ、物語の舞台であるハイファンタジーの世界の、核心に少し触れるものを作りたいです。ハイファンタジーであるこれら二作は、ある物語の構想の、ほんの一部の物語であるという位置づけなのです。
 もうひとつは、私があちこちでずっと言い続けている「童話を元にした物語を作りたい」というものです。現在構想の段階なので、来年中に実現できるかは分からないのですが、このプロジェクトはちょっとずつ進行していて、今までにない「童話」の物語を作るため、色々と考えている最中です。
 読者が作品に対して深く考えを巡らせられるような工夫を盛り込む。来年はもっと、新しいことに挑戦したいと思っています。


  1. 創作
新刊について :: 2017/09/16(Sat)

 あと二日後に迫った文フリ大阪ですが、ちょうど台風がやってきますね。去年も台風の直後で曇りだったような気がします。一日だけでもずれてくれて、イベント当日に直撃しなさそうで本当によかったです。

 さて、今回作った新刊についてですが、ここにひっそり書き残しておこうかと思います。
 まず、このお話は中学生くらいの頃からずっと考えていて、大学生の頃に一度完成させていたものでもあります。そこから今回、本にするために更に色々変えて作ったものが新刊になります。一番最初の頃に比べるとまったくの別物になっていますし、大学4年生くらいの頃から私の趣味嗜好ががらりと変わっているので、今の自分風に作る作業がとても大変でした。そのすり合わせに時間を取られて書き直しを繰り返していたため、実質の執筆時間が少なく、書きたい話をすべて書くことができませんでした。シーンやエピソードを粗削りしたおかげで、作中ちょっと急展開なところもあるかと思います。実をいうと、自分の筆の遅さと表現したいものができないことに悔しさを感じています。
 今は冬のイベントに向けて新刊を作り始めています。1月から3月はお仕事が忙しいかもしれないので、今のうちにできるだけのことはしておこうと思いました。


  1. 創作
サイトの整理 :: 2017/02/23(Thu)

 サイト内をちょっとだけ整理しました。
 新しいコンテンツを増やせるようにと思って、自分の中でした整理なので、あまり見た目には反映されていないかもしれません。

 現在、春のイベントに向けて執筆活動中です。
 Webでのみ活動していた頃の、お気に入りの物語を本にしようと思っています。と、これがなかなか大変だったりします。今まで書いてきたものと、現在の書き方が違っているので、色々勝手が違っていて、悩みが尽きません。内容のクオリティを上げたいと思っているので、私としては一切妥協のないものを作りたいと思っています。

 実は、長編小説に関しては、発行前にWeb専用で、宣伝・紹介をかねた小話をアップするつもりです。今度から刊行物紹介ページに付ける予定です。

  1. 創作
年の瀬 :: 2016/12/27(Tue)

 ツイッターの方で活動中なので、サイトは作品を紹介したり製本化しなかった作品を置く場になっております。このブログも何かのまとめとかに使おうかとか考えています。とりあえず今回は年の瀬なので、今年一年を振り返ってみようかと思います。

 今年は初めてイベントに参加して、初めて自作の作品を世に出した年になりました。ちょうどおととしの今頃は文フリ大阪にお出掛けして自分も来年も出るぞ、と思い決めてトマリギ亭を書いている時期でした。思えば初めての作品ということでとても緊張していました。去年の今頃はもう半分以上できていたのに、これでいいのかと悩んで入稿ぎりぎりまで加筆修正をしていたような……。
 でも活動を始めて本当によかったと思っています。感想をいただいたりなど貴重な体験をさせていただきましたし、何より使う紙やフォントを選んだり、余白やレイアウトやデザインを決められたりなど、何をするにも自由で、基本的な枠に収まらないものを好きに作れるところが魅力的です。好きな紙を選ぶのも楽しいし、事務ページも好きに作れるのは同人ならではだと思います。
 活動を始めるにあたって、自分の中で決めていたことがひとつあって、「別に戻されてもたくさん売れなくてもいいから、手に取ってくれた人が面白いと思ってもらえる作品にしよう」と決めていました。とりあえず、自分が納得できるお話を作れたならそれをくださいと言ってくださった方に対して胸を張って本をお渡しできると思ったので。
 だから一切妥協のない作品作りをしようと思っていたら、トマリギ亭は一体どれくらい修正したのか……。真珠姫は三回くらい書き直してるし、天使は土壇場で付け加えた話だし……勝手がわからずに右往左往していました。そのせいかカンテラはわりとすんなりかけて、あんまり修正はかけてないです。本にイラストを入れるのも楽しかったです。来年は2016年の活動を下敷きに更に凝ったものを作ろうと思います。自分の気に入った作品のリメイクにあたるのですが、現在それをどうやって自分の趣味嗜好に近づけられるかに悩んでいます。昔好きだったものと今好きなものは結構違うので、いまちょっと戸惑っています。
 けれど作品ごとに自分が成長できるよう、クオリティは高く高くと考えています。次回は文フリ京都を出発点に、5月の関西コミティアに新刊を出せたらと思っています。秋の文フリ大阪には、日本昔話短編集か奇妙な短編集2を出そうと思っています。できたらもう少しほかのイベントにも出たいのですが、果たして叶うだろうか……?


  1. 創作
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